当時バリバリのレーサーレプリカ?(イメージモデル)だったFTR250はダートトラッカーらしくピストンタイプのキャブレター
を採用してきました。
同じPタイプのPDキャブを採用したほうがコスト的にも楽だったのにあえてフラットバルブのPJを採用したところが当時の本気度
がうかがえます。
アメリカの本場ダートトラッカーは大排気量に1本引きのシンプルなキャブがイメージされると思いますが(実際BUMで販売していた
HRC RS600D/Eng COMPは1本引きの大きなキャブが付いていました)さすがに250ccでも公道用市販車で1本引きのキャブは厳し
いのでこの強制開閉(2本ワイヤー)のPJが登場しました。
※ダートトラックレースはほぼハーフスロットルなどを使わず全開から一気に戻すので1本引きのキャブでもスプリングの強さと勢い
で戻していた。現在でもオートレースなどは同じ理由からシンプルな1本引きのキャブを採用していますがこのように使い方が限定さ
れている場合と一般的な使い方では定義が全く異なりますのでご注意ください。 |