昭和から平成にかけて活躍したKEIHIN 2サイクル用レーシングキャブレター
※こちらのページはバムレーシング取り扱い外の物が多数存在しています。販売用のページではありません。
PE CARBURETOR | ||||
PEタイプのキャブレターはレーサーだけでなく公道用市販車に使用されることが多かったためレースに参加していない方にもよく知られたキャブレターだと思います。 KEIHINの中でも同一シリーズでは非常にバリエーションが多く20mm〜38mmで更に様々な仕様違いがあり、派生、未確認を含めて80年代からカテゴリーを選ばず活躍していました。 |
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円筒型バルブが特徴 | ||||
HRC RS125R(V)のPE35B(PE34パイ) | ||||
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HRC RS250Rでは唯一1987モデルに採用(パワージェット付き) | ||||
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その他 PE又はPEではないですが80年代の丸キャブ(円筒バルブ) | ||||
RSC MT125R(後のHRC RS125R)はKEIHIN PWキャブレターで他にMIKUNI製も有り | RS125R各年式のキャブレター | |||
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RS125-83'84'PE34 RS125-85'PJ34 RS125-86'〜90'PJ36 RS125-91'92'PJ38 RS125-93'〜97'PJ38S RS125-98'〜SPJ38 |
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84’RS250R (ND5) | 87’RS250R (ND5) | RS250R各年式のキャブレター | ||
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85'PJ36 86'88'89'90'PJ38 87'PE38 91'〜98'PJ38S 99'〜SPJ38 |
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RS500R (NC8) STD34mm/OP36mm | ||||
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CRS36/CRS38 円筒型(CRベンチュリなので全く別物ですが)85’86’RS125向けに販売されたCRで唯一の36パイ(2サイクルモデル) | ||||
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PJ CARBURETOR | ||||
80年代中から販売され全てのフラットバルブの指針となりスタンダードであったPJキャブレター。 ロードレースでHONDAの2サイクルレーサーの優位性の一つにあげられるほど性能と結果に疑いなきキャブレターで勿論CR(モトクロッサー)でも活躍。MX用はアイドル機構を有す。 又、例外中の例外で唯一、一般市販品で4サイクル専用(強制開閉、加速ポンプ、エアーカットバルブ等を装備)のPJ52A型が存在しました。 |
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フラット型バルブが特徴 | ||||
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NSR250(ワークスマシン)用HRC白キャブ NSR250やNSR500も ボディ形状こそ違えどスロットルバルブはほぼこのPJタイプ。 | ||||
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市販レーサーのRS125/250も90年代からショート化(ファンネル側) | ||||
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市販レーサーのNSR500Vは市販では唯一の2連の40パイ(SPJ) | ||||
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市販レーサーのRS125/250も90年代後半からSPJタイプになりボディにHRCが特徴。RS(ロードレース)専用のためアイドル機構もエアークリーナー取り付け部も無し。 | ||||
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PWM CARBURETOR | ||||
90年代から既存のキャブレターを加工してショート化するのが定番になりましたがエンジン側の加工は難易度が高く、そんな中YAMAHAから発表された(YZ250/その後TZ125)のがこのPWM
38でした。 が、ちょうどこの頃からレギュレーションが厳しくなり使用ガソリンの制限や電装の進化などが進みキャブレター単体でなく車体のシステムとして考えられ標準設定以外の変更はエンジントラブルに直結するため他機種流用やキャブ径の変更は困難になりつつありました。又、90年代後半から徐々に2サイクル車自体が無くなる方向も重なりこのPWMは2サイクル用の高出力を狙ったKEIHIN一般市販最後のレーシングキャブレター(SPJがHRC扱いの為)になるのではないかと思われていた活躍期間の短いレーシングキャブレターでした。 |
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半月型バルブとキャブボディ前後ショート化が特徴 | ||||
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既存キャブレターPJ/PWK/PWMをショート化加工例(各ショップ独自加工) | ||||
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各PJ/PWK/PWMフラットバルブ の形状の違い | ||||
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PWK CARBURETOR | ||||
80年代後半にPJ全盛の中KAWASAKIからモトクロッサー用キャブレターとして設定されたPWKが登場しました。初期設定は39mmと35mmで当時PJ34に対して35、PJ38に対して39と口径を上げても中速域での高トルクメリットを生かし無理なく大口径、高出力化に成功し、むしろロードレース用として定番キャブレターとなり、その後ベンチュリー径含め現在まで進化しながら様々な仕様が登場しています。 2サイクル車がなくなっていく現状で最後と思われていたPWMの後、PWK-S (36/38)としてショート化されKAWASAKIは勿論、海外メーカー(KTM等)の2ストモトクロッサーの標準装着モデルになっています。 |
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三日月型バルブが特徴 | ||||
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PWKキャブボディショート化(PWM相当)が特徴 | ||||
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※PWK-Sについてはこちらのページ | ||||